生前から亡くなった後のトラブルを見据えて対応するには
現代はわが国の歴史のなかでも例がないほどの長寿社会といわれていますが、誰でもいつかは亡くなる時が訪れるものですので、その時のために準備をしておくことは大切な心がけです。特に家族や親族などに対する遺産の配分について、本人の側では何らかの考えがあったとしても、亡くなってしまえばそれを保証する手段は何もありません。
たとえば松山市にお住まいの方について、介護などで日頃から面倒をみてくれる子供がいれば、他にも子供がいるにせよ、より手厚い配分にしたいと思うのは人情です。このような場合、生前からその意思を家族や親族に話しておくのはひとつの方法ですが、これでは法律上の強制力はまったくありませんので、結局は子供同士の善意に頼るほかはありません。
逆に法律を盾にして子供同士でのトラブルに発展してしまい、解決がかえって遠のいてしまうおそれがあります。そこで民法にも定めがある遺言書を生前に作成しておけば、たとえ本人が亡くなったとしても、その意思を法律上も徹底させることができます。この遺言書では財産の分け方や財産を相続する人を内容のなかで決めることができ、作成方法によっていくつかの種類に分かれます。
正確な遺言書を作成するなら法律の専門家に相談を
遺言書を作成するとはいっても、それが法律上も正しい方法でなければ無効になってしまいます。たとえば本人が自筆で行う自筆証書遺言であれば、作成のためにほとんど費用がかからないので手軽ですが、財産目録を除く本文や日付・氏名をすべて自筆にした上で、本人の捺印も必要となります。このような決まりごとを知らずにワープロで本文を印刷して署名だけしたものは、当然ですが法的には無効な遺言書です。また保管中の差し替えや改ざんのおそれがない遺言書として、費用はかかるものの公正証書遺言を選択する手段もあります。これは本人が公証役場に出向き、証人の立会いのもとで内容を述べ、その内容を公証人が書き留めるものです。このように法律上の種類に応じて作成方法は違いますし、方法を間違えば無効になるリスクもあります。そこで松山市で遺言作成についてお悩みであれば、同じく松山市内に事務所をもつ愛媛あんしん相続相談所にまずはご相談いただくのがベストです。松山市駅から徒歩ですぐの立地ですので、松山市内だけではなく、松山市外からでも鉄道やバスで容易にアクセス可能です。法律に詳しい認定司法書士が在籍していますので、書き方から内容に至るまでのさまざまなお悩みを解決できます。